2010年1月4日月曜日

2020年度までの平均で、名目成長率3%、実質成長率2%という数字の重要性

ふと重大なことが分かった。
民主党の成長戦略が発表された。デフレが続き、1990年くらいから20年間経済が成長していない日本が、この10年間で名目GDPが1.3倍になるという予測だ。
民主党はアホだな程度に思っていたが、これは国の事業を決めるために使う数字の可能性が高い。

例えば、道路を作るにしてもだれも使わない場所に道路が作られることのないように、計算して人口の推移や所得の推移などから道路の価値を決め、道路を作っていく。そのファクターに成長率というものも当然ある。それにこの名目成長率3%という数字が使われる。
財務省にとっても非常に重要だろう。福祉のコストがこの10年間上がりつづけるのにどのようにしてお金を調達するのか考えなければいけない。この成長率があればある程度返済の計算ができるだろう。
つまりこの成長率は国民へのパフォーマンス以上に国の事業を拡大するために必要な数字なのだ。
民主党は無駄の削減をしようとしているが、この数字を使えばその無駄の削減の根拠となる数字を多めに見積もることができる。

自民党もしていたので民主党だけの問題ではないが、この国の成長を歪める大きな問題だ。

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