2010年1月13日水曜日

世界の住宅価格のインデックスを比較。



これを見ていると、現在中国が飛び抜けて住宅価格が高いわけではない。
欧州など住宅価格の上昇はここ最近どこの国でも起きており、アメリカよりも欧州の方が住宅価格が上がっているという結果は以前聞いたことがあったが、実際、フランス・スペイン・イギリスのほうが、アメリカよりもピーク時の水準も高い。
アメリカだけが大幅に住宅価格が下がっている。ただ、調整も他の国より早いというメリットもあるかなと思う。

欧州経済のなかでもひどいと言われているスペインとフランスの住宅価格の曲線が似ていることも興味深い。フランスにもスペイン同様の爆弾があるかもしれない。

香港は、中国本土よりも住宅価格の上昇が続いている。また中国自体も上昇が続いている。
人民元を低くしているので、海外からのお金も流れ住宅価格を押し上げているのは事実だろう。(中国の外貨準備も速い速度で増え続けている。)

今までもお金はゆっくりと流れるのでなく、よりリターンの高いところに素早く流れそれが経済の成長を支えてきた。中国経済自体の存在感が薄れてくることはないに違いない。

日本は他の国と全く違うトレンドだということもこのグラフから分かる。日本経済が衰退していくことも確定的に見えるのが辛い。

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