2012年12月6日木曜日

競争優位性は成長率

commがLineに追いつけるか、考えてみた。

スタートアップがサービスを作るときの競争優位性はどこにあるか
1. 技術的にマネできない
2. 営業が大変
3. ユーザ(C)の爆発的な成長率
4. コンテンツ作成者(B)の爆発的な成長率
だと思う。

1は分かりやすい。でもインターネットがある以上技術でマネできないは相当時間がかかるものでなければならないし、ソフトだけだとほとんどないと思う。一方で、ハードウェアの設計や医薬品の承認は技術が必要で時間がかかる。

2は営業が大変か。B向けのビジネスは典型。営業しないとなかなか企業は使ってくれないし、信用が必要なので一度使ったものは使い続ける。追随する際に営業が肝になるビジネスは営業で勝らないと追いつけないから、競争優位性は高いと思う。ただお金をかけるとそれだけ増え売り上げにつながるので、ビジネス系の人が起業するのはこのパターンだと思う。

3は今回思いついた競争優位性。ユーザが爆発的に成長しているということは、使ったユーザは使い続けているし、使ったユーザの周りの人もどんどん使い続けている。この時ちょっと似たいいサービスがあっても、そもそも満足しているから使ったユーザは使い続けているし、周りの人も使っているわけだから他のサービスに移らないから競争優位性がある。逆に、ただ少しの成長率だと使っているユーザの一部は離れていってるわけだから、チャンスの領域だと思う。カカオトークの成長率は見た事ないけど、週に15%成長していいるわけではないだろう。

4はじゃあcommのように後追いのビジネスは絶対うまくいかないのかと考えていて思いついた。
ユーザとコンテンツ作成者の気持ちは根本的に違う。ユーザはそのサービスで満足したい、コンテンツ作成者は楽にそのサービスに乗っかって儲けたい。
androidがiosに追いつけたのは、ハードウェアの企業とスマホ市場に乗っかりたい投資家を巻き込んで、彼らのお金をプロモーションにつぎ込んでいるからだと思う。当然だけど、androidのプロモーション費用を合計したらとてつもない額で、とてつもない額を払ってiosに追いついている。。
つまり、commがlineに追いつくためには、インフラに投資して、オープンにチャットができてスタンプが押せるAPIを作って、ちょっとline的なことをして儲けたいと思っている会社を巻き込んで、プロモーションにお金をつぎ込むしかないと思う。
そうすればプロモーションをすべて合わせると採算に合わない額でも、儲けたいという夢のお金が合わさるので、lineに追いつけるかもしれない。

そういう意味だと、githubみたいに、3も4も巻き込んでいる企業は誰も追いつけない。

2012年11月28日水曜日

書けるとは解けるということ


前回数学はひらめきではないと書いたけど、書けるとは解けるということから考えるとある意味ひらめき(ロジックがぬけていても)解けるかもしれない。

数学の問題って問題自体がすごくよくできていると思う。特に図形はすごくよくできてるなと思う。なぜなら解けなければいけないから。適当に図形を書いても、すぐ解けるか解けない問題ばかり頭に浮かんでしまう。

「書けるとは解ける」って実はすごく重要だと思う。
書くということは、一意に図が決まることだから、その図形の角度や線の長さって当然すべて分かる。逆に解けないなら書けない。
数学って、このときはこう解けるとか、このときは答えがあるとか、どういう条件でどういうことが成り立つか考えることって重要だと思う。

昔、東大が
「円周率が3.14以上3.15以下であることを証明せよ」(この範囲だったかな。。)
って問題出してたけど、こういう問題は図を書いて、書けるから解けるというアプローチで解くよい問題だと思う。

2012年11月27日火曜日

数学はひらめきという誤解


実家に帰っているときに中3のいとこがいて、数学の話になった。
「数学はひらめきだから」
学校の先生でも、塾の先生でもよく聞く。

僕は数学は、決まりきっていることだと思うし、ひらめきでとくのは、解けたとは言わないと思う。

問題を読んで、どういう問題か、どういう束縛条件があるか、そこからどういうことが分かるか、答えはなにを答えればいいか?
それだけだと思う。

1. どういう問題か? -> 問題はなにか理解する
2. 束縛条件はなにか? -> つまり定義。直線であれば二点を結んだ線を二次元に伸ばしたもの。円であればある点から均等の距離にある点の集合。平行であれば、交わらない直線。角度は30度など
3. そこからどういうことが分かるか? -> 定理。線と線の交わる角度が一方が30度ならもう一方は150度など。
4. 答えはなにか? -> 問題に対する答え。

だとすると答えがひらめきと思えるのは、ロジックがどこかでぬけている。2や3はよく抜けるし、1が抜けることもある。
数学科で勉強をしているときも、なぜその式がなりたつか分からないことがよく分からず、よく考えると、ノート3ページ分くらいの内容になったりしたこともある。

そのとき、なにか問題を出してと言われてひとつ問題を考えた。
「円に接線を引いたとき、円の中心から接点への線と接線が交わる角度が90度になることを証明せよ」
シンプルな問題だけど、きちんと解ける中学生はどのくらいいるのだろうか?
(高校生だと方程式が使えるけど、中学生は方程式は使えず、図か論理で説明する必要がある)

2012年2月2日木曜日

検索からフィードへ

1.ネットサーフィンをなにで過ごすか(知識を得るためになにをするか)
2.友人と何でコミュニケーションするか
ということは移り変わっている。

僕も実際、
1.
知識を得る活動をしない(大学1年まで)
→書店に行く、本を買う、読む。新聞や週刊経済誌を読む。(大学2-3年)
→好きなブログをrssに登録、毎日更新を見る(大学4年-社会人1年)
→facebookを見る

2.
近くに住んでいる友達と遊ぶ。(中三まで)
→mailでやり取りする。(高校1年から社会人1年)
→facebook+mailでやり取りする(社会人2年)
という習慣に変わっている。

検索からフィードに変わった。

最近の動きでは、
facebookのgroupでの会話が増えている。
フィードに関してあまり読まないフィードは隠す。
とかしている。
facebookで不満はあるけど、うまく回避する方法もある。

専門的な情報もgroupで参加する人を限定することで、
そのネットワークの中で注目する情報がすぐに分かる。
チームメンバーのみのグループの内容も面白い。

最近注目しているpinterest
自分の友人以外で流行っている、もしくはセンスのいい人のものをビジュアルで見つけれるようになっている。

でも結局facebookのフィードを見やすくサービスだからfacebookの魔力を変えるものでない。google+もブランドが違うだけ。facebookも検索サービス、MAPサービスやればいいと思う。

何かフィードによる拡散は不可逆的な流れのように見え、世の中よりよくなっているが、
なにか型にはまっているようで嫌な感じがする。


大学時代500冊くらい本買ってたのに、この二年で買った本は20冊程度。
facebookではフィードで共有できない知識はつかない。
最近アルゴリズムと数学の本を買った。