2010年3月15日月曜日

民主主義と人口動態

現在一番の問題は今生きている人が国債を発行することで将来のお金を使えることにある。

民主主義は選挙によって政策が決定されているので、今生きている人が得をする政策をとってしまう。

もう少し今生きている人の範囲を狭めると、一番たくさんの人口を持つ同じ利益を受け取っている集団がお金を使えることが問題なのだ。

世代としてもっとも人口が多いのは団塊世代だが、僕から見ると60代以上は税金で生きるという意味で同じ集団である。この税金で生きる世代が意識的かは分からないが将来のお金を国債という形でかき集めている。

民主主義で高齢者が増えるという人口動態が続く今の状況では、国債を買いつづける行為は限界まで続く可能性が高い。

このことは前からどうしようもない問題だなと思い、将来の日本の経済を考えればどうにかしたいことだなと思っていた。

しかし、今の状況がもしかしたらベストなのかもしれないと思った。状況を変えること自体が別のリスクを持っているからだ。

今の状況を変えるためには強い指導者が必要になる。強い指導者が民衆を導くためには右か左に触れた考え方になる可能性が高い。それ自体にもリスクはある。

結局なにがベストか考えるには不確実なことが多すぎて分からない。「民主主義はベストでなくベター」と誰かが言っていたが改めてこのことを思い出した。

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