2010年6月1日火曜日

世の中お金 なぜ日本人が保険に入るのか?

なぜ日本人は他国に比べて保険に入るか不思議だった。
保険とは、死んだときや病気したときにお金がもらえるという金融商品。
この制度を維持するために、だいたい掛金の数割のお金が営業費などに使われている。保険会社も運用をしているから、そのお金も得られるがそれなら他の金融商品を自分で選んだ方がいい。そう思っていた。
源泉徴収を勉強しているとなぞが解けた。

保険は控除されるから、もともと払うはずの税金を払わなくてよい。
つまり、月収1000万円でさらに100万円の収入があるとき、その100万円のうち50万円は税金として支払わなければならない。
この100万円を保険にすると、100万円は控除されるので、この100万円にかかる税金は0。
保険の期待値が70%くらいだとしても、20%儲かるのである。

貯金付きの保険があるけど、これもこの控除を利用している分他の金融機関より有利。上限はあるけど、このような形で繁栄しているといっても過言ではないと思う。

勉強していないけど、他の金融機関にも同様の優遇政策があるのかもしれない。

税金が分かる人間が儲かるのでなく、社会が欲しているサービスやモノを売った人が儲かる社会になってほしいと思う。ただの理想だけど。

これも金持ちと保険会社のための政策だから、年収が低い人は、保険に入ると病気になったときの金銭的なリスクを減らせるかわりにお金を払っていることになる。

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