2010年5月28日金曜日

源泉徴収は非常に優れた徴税方法

源泉徴収は、非常に優れた徴税方法だと思う。
簡単に言うと個人が払うべき所得税を会社が代わりに払うというもの。

税金を勉強していて、思うのは例外と付け加えだらけ。。
税金の対象になる人。とその例外。
税金の支払う額。とその例外。例外は、税金を支払う額から引いたもの。

とりあえず、みんな税金支払って、例外で払う必要なくなったものは、年末で調整してよというのが源泉徴収の仕組みだ。
例外が10個くらいあったら、その10個を勉強しないと年末調整できない。一年だけでみると1万円税金を払う額が減るだけなのに、3日くらい勉強しないといけなくなる。すごくやりたくない。やりたくない人はならなくてよいのが源泉徴収。
逆に税務署からしても払い方分からないから教えてと言われると手間過ぎるし、それこそ1万円税を受けとるのに3000円くらいコストがかかると7000円無駄になる。税の仕組みを強引に個人の責任にすることで、コスト削減をしようという仕組み。
これだけ考えると国が個人に仕事を押し付けてるというふうになるが、実際には税の効率を上げることは国民の利益に直結する。

この例外が増えてるのは、もちろん国民の感情。
感情は、税金の徴収の仕方まで考えない。通勤の仕方によって給付する上限を決めてほしい。規制が全くなければそれを悪用してタクシーとか自由に乗り回すし、規制があれば申告が面倒。
企業のレクリエーションや旅行を推進するためにインセンティブをつけましょう。という言葉があれば、そのために悪用できないだけの申告と規制を設けなければならない。
大学生レベルの経済学ではインセンティブを設けるためのコストを考慮しない。また、説明に使うための経済学も複雑なモデルになると説明できないから、大学1年生レベルの経済学で説明する。
あるインセンティブを与えるためという理由だけで、何十億のコストがかかるのにたとえば人口の1%以下の人の税金が少し減る法律が通る。
このへんのコストの感覚は分からない。実際はどのようになっているのだろうか?

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